【保存版】旅先の子どもの怪我・病気で焦ったらどうする?看護師ママが教える対処法と電話相談窓口まとめ

おでかけ・旅行

楽しく旅行している時にまさかのトラブル。ないに越したことはないですが、万が一はつきもの。看護師の私もとても困ったので、いざという時にもこれさえ読めばどう動けばいいかわかるよう詳しくまとめました。

急いでいる場合は目次の6番:みんなに共通することろから読んでいただけたらと思います。

English version is here↓

※情報提供を目的に書きました。参考になると嬉しいです。

次男に何が起こったの?

ホテル内のキッズスペースで楽しく遊んでいたのですが、、

小さい滑り台だったので、夫に任せてお水を飲もうとしていた時に事件は起こりました。

滑り台の着地でボールを踏んだのか、足を捻ってしまったようでした。

ボルダリングから落ちてくる未来は想像していましたので注意深く見ていたのですが、まさかの小さい方。こっちか、、と思いつつ、足が腫れて歩けなくなってしまったのです。

痛みにとても強い次男。普段は転んで流血しながらも走り回っています。

そんな子が、触っただけでも痛いよぉと泣いています。

夫は昔に手の骨を骨折していたのに1週間気が付かず、結局今も曲がってくっついているという過去があり、、足が歪めば全身歪むのが心配で、一応受診を考えることに。

まずどこに相談して何をした?

旅行先だと土地が全くわかりません。しかも夜の20時ごろ。

夜間の整形外科がやっている場所はあるだろうか?

とりあえずお部屋に戻り調べてみることに。しかし、全く見当がつかなかったので、夫にホテルフロントに聞きに行ってもらいました。

ついでに冷却用のものが何かあるかも聞いてもらいました。

フロントの対応

フロントでは、夜間相談窓口の電話番号を教えてもらいました。

フロントの方がかけてくださろうとしたみたいですが、私が一応看護師なので確認しに行ったほうがいいと思ったようで、番号だけ聞いてくれたようです。

氷嚢も貸してくださいました。

氷嚢がない時は「おむつが臭わない袋」に氷と少量のお水を入れて患部に当てるようにしています。

タオルや服で包んでもいいですが、氷嚢の方が冷たすぎずちょうどよく冷却することができるので助かりました。

さて、電話をかけてみると、夜間の整形外科はほぼ周辺になく、車で40分先の病院を1箇所を紹介されました。

そこに電話をしてみると、レントゲンが夜間撮れないとのこと。

「レントゲンが撮れないと骨折かどうかの判断ができないので、どうしても受診したければ私たちの判断で救急車を呼んでください」と言われました。

救急車ほどではないですし、とりあえず寝るだけという状態ではあったので、結局翌日まで様子を見ることに。

捻挫や打撲などの外傷対応「RICE」

外傷時の初期対応として有名なものでRICEというものがあります。早期にこれらを行うことで、損傷部位の障害を最小限に抑え、回復を助ける効果が期待できます。

  • Rest(安静)
    二次的な悪化を防ぐ。血管損傷や神経損傷の助長、痛みの増強を抑えます。
  • Icing(冷却)
    組織の代謝を下げ、炎症・腫れを最小限に抑えます。また痛みを感じにくくします。
  • Compression(圧迫)
    患部の内出血や腫れを抑えます。圧迫が強すぎると循環障害を起こすので、皮膚の色を確認しながら行います。
  • Elevation(挙上)
    腫れを抑える目的です。心臓より患部を高くすることで血流を減らし、腫れを抑えます。

圧迫や挙上は状況によって難しいこともありますが、安静と冷却はどんな人でもできることかと思います。次男はとにかく冷やしながら抱っこで安静を図りました。

受診先は見当たらず。その時の看護師ママの対応は?

腫れも落ち着いてきたので骨折ではないだろうと思い、翌日まで受診を見送ることにしました。明らかに骨折だろうという怪我であれば多少遠い病院でも行っていたと思います。

明日までそのままにしても大丈夫だとは思いつつ、痛いことを忘れてたくさん歩いたり、長男がうっかり患部を踏んだりするのが怖かったので、ドラッグストアで包帯などを購入することに。

ドラッグストアで購入できる応急処置品!

私が購入したものを参考までに書いておきます。

  • 伸縮包帯
  • 紙テープ
  • 伸縮ネット包帯

寝るまでの時間はこれで安静保持し、就寝時には外しておきました。

翌朝、受診へ

翌朝、赤みは引いていましたが、やっぱり腫れて熱を持っています。

歩けはするけれど、2〜3歩で抱っこ。歩き方が変な状態はよくないので、一応受診をすることに。

昨晩相談したところにもう一度かけてみると、今度は整形外科の先生がいないとのこと(また、読めないけれど2時間以上は待つだろうとのこと)。

電話対応がなんとも言えない感じだったので、別の場所を近くで探し直し、ホテルから10分ほどのところを発見しました。

電話をしてみると親切に対応してくださり、診れるとのこと。朝イチで病院に向かいました。

念のためレントゲンを撮ってもらい、結果は「骨折ではない」とのこと。

腫れているので湿布をもらい、お風呂は2〜3日浸からないようにと言われました。

あと教えていただいたことは、次男くらいの年齢(2歳くらい)は本人任せでいいということ。本人が歩けるなら歩いていいし、痛がるなら抱っこしていたらいいとのことでした。

次男の件のまとめ

外出先の怪我は焦ります。

今回の件で助かったのは、電話相談窓口です。

自分以外の第三者に状況を伝えることで、私たち自身も状況を整理できますし、指示を仰ぐことができます。

自分のことや家族のことは、医療者でも正しい判断をすることが難しいです。今回のような分かりにくい怪我はなおさら受診を悩んでしまいました。

でも、受診したことでとても安心することができました。そして可愛い足の骨を見ることができました(笑)。

みんなに共通すること

知っておきたいポイント

  • 受診時にはマイナンバーカードが必要! 無ければ一旦全額払い、後日払い戻し申請可能です。
  • 乳幼児医療費受給者証は地域ごとに異なるため一旦3割分払う必要がありますが、こちらも後日払い戻し申請可能です。
  • 電話をすると雰囲気がわかる! 対応が丁寧な病院は安心感があります。行く前に病院に電話をしておくことで、受診したときも医療者側も覚えていていてくださるのでよりスムーズに話が進みます。

旅先で使える相談ダイヤルまとめ

「#8000」(小児救急電話相談)

対象年齢15歳未満の子供
対応時間一般的には平日夜間(19時ごろ〜翌朝)、土日祝日の終日など、通常のクリニックが閉まっている時間帯をカバー。24時間対応のところもある。
対応地域全国どこからでも繋がり、かけている場所の都道府県の相談窓口に自動でつながる。
スタッフ厚生労働省の指針に基づいて、看護師や小児科医などの専門資格を持ったスタッフが配置
強み育児経験豊富なスタッフが多いそうで、夜中に何度も吐いてしまう、水分補給はどうするべき?すぐに受診するべき?など状況に合わせて具体的にどうしたらいいのかを教えてくれるそうです。

必要に応じて医療機関の案内もしてくださるそうなので、子供で病院がやっていなさそうな時間帯にはここに電話が良さそうです。

「#7119」(救急安心センター)

対象年齢全年齢
対応時間24時間対応の地域が多い。都道府県ごとに異なり、どこも病院がやっていない時間はカバー。
対応地域全国どこからでも繋がり、かけている場所の都道府県の相談窓口に自動でつながります。繋がらない場合は、「[地名] 7119」や「[地名] 救急相談」と調べると、地域の状況がすぐにわかります。
スタッフ看護師や医師、医師の監修を受けて訓練された相談員が対応してくれます。
強み救急車を呼ぶか迷った時の窓口なので、緊急性の判断にとても強いです。

大人の場合や救急車を呼ぶかの判断に悩んだときはこちらに電話することがおすすめです。

ちなみに私の弟はスズメバチに刺されて、#7119を利用したそうです。話している間に眩暈がし始めたようで、結局救急車を呼ぶように指示をしていただいたそうです。初めから救急車を呼ぶことはハードルが高いですが、こちらに相談してからだとその時にできる最善の選択を一緒に考えてくれるので安心できると思います。

119(消防・救急)

迷わず救急車を呼ぶべき「火事・救急」の緊急ダイヤルです。

#7199や#8000は悩んだ時ですが、意識がない・大量出血しているなど、明らかに命に関わる場合は迷わずに119を選んでください。

119にかけると聞かれること

①「火事ですか?救急ですか?」⇨「救急(きゅうきゅう)です」とはっきり伝えましょう。

②「場所はどこですか?」ここが一番重要です。

  • 住所がわかる場合: 市町村名から番地まで伝えます。
  • 住所がわからない場合: 近くにある大きな建物、コンビニ、公園、交差点の名前。
  • 自動販売機に貼ってある住所シール。
  • 電柱にある住所プレート。
  • (スマホがあれば)地図アプリで現在地を確認。

③「どうしましたか?(現在の状況)」⇨「誰が」「いつから」「どうなったか」を簡潔に伝えます。以下は例です。

④「あなたの名前と電話番号」

通報しているあなたの情報を伝えます。後で状況確認のために折り返し電話がかかってくることがあるので、通報に使った電話は切った後もすぐに出られるようにしておきましょう。

3者通話システム: 多くの自治体で、消防(119番)+通報者(外国人)+通訳センターの同時通訳通話が導入されています。言葉がわからなくても、電話を切らずに状況を伝えましょう。

海外の方(外国人観光客など)への案内

JNTOコールセンター(050-3816-2787)

24時間365日、英語・中国語・韓国語で緊急時の相談ができます。通話料はかかりますが、相談自体は無料です。

怪我や病気だけでなはく、事故、迷子、災害情報(地震・津波・気象警報などの自然災害も)の相談、そしておすすめの観光地や交通アクセスの相談などの一般観光案内まで幅広く行なっています。

こちらは医療者ではなく多言語に精通したオペレーターが対応してくれます。医療の専門的な知識は乏しいですが、病院紹介などを24時間してもらえるので安心材料になるはずです。

ちゃーちゃん
ちゃーちゃん

ちなみに#8000と#7119も「English, please」というと、通訳オペレーターを介して3者通話ができるようです。他にも中国語、韓国語、スペイン語など、オペレーター次第ではありますが、さまざまな言語に対応しているようなので、一度自分の言語で話せるか聞いてみることをおすすめします!

救急用のアプリを利用してみた正直な感想

「Q助(きゅうすけ)」

消防庁の公式アプリ。質問に答えるだけで救急車を呼ぶべきか判定してくれます。

試しにダウンロードしてみましたが、なかなか文字数が多く感じました。看護師なので、きっとこれを押すとこの疾患を疑っているんだろうということはよく分かりましたが、焦っている時には読むのが大変な印象でした。個人的には電話相談をおすすめします。

「Safety tips」

外国人向けに、近くの外国語対応病院を検索できる機能があります。こちらも普段利用する機会が少ない情報(噴火情報、避難情報など)と、医療機関情報にはリンクと複雑なチェックリストがでてきます。地域によるかとは思いますが、自宅の近くで登録してみるとかなり遠い医療機関を案内されました。こちらも怪我や病気の時は電話相談が1番正確で早いかと思います。

「VoiceTra」

日本のNICT(情報通信研究機構)が開発している音声翻訳アプリ。研究目的なので、完全無料で利用できます。

31言語に対応しており、自分の話す言語と翻訳したい言語を選択すると、翻訳してくれます。

一部の言語を除いて音声入力が可能で、日本語で聞き取った文、翻訳してくれた文、さらに翻訳を日本語に翻訳してくれるのでとても正確です。操作方法もとても簡単なので、とても使いやすいと思いました。

様々なAI翻訳が発展していますが、こちらの強みは日本語の話し言葉に特化していることだそう。長文の翻訳は苦手ですが、その文日本独自の文化や地名などにはとても詳しく、日本語の認識精度が非常に高いことが強みです。

いざという時のフローチャート

  • 意識がない、明らかな大怪我 ⇨ 迷わず「119」で救急車を!
  • きっと病院に行った方がいい場合 ⇨日中は行けそうな病院に電話相談。
  • 病院が閉まっている時間⇨「15歳くらいまでは#8000」「それ以上は#7119」指示を仰ぐ。
  • 夜間で今すぐにみてもらいたい ⇨ 地域の夜間・休日急病診療所に電話。「地名+夜間電話窓口」と検索。

  • 困ったら ⇨ フロントなどの第三者に相談。説明することで自分の頭も整理されます。
  • 病院が見つかったら ⇨マイナンバーカードを忘れず持っていきましょう。現金のみの病院も見かけますが、ないときはコンビニでおろせます!

  • 様子が見られそうな場合 ⇨ 親の直感がかなり正しいと思うので、大丈夫そうと思ったら様子を見るのも一つです。ただ、頭をぶつけた場合は遅れて症状が出ることがあるので、そこは要注意です。なんか変かもと思ったら迷わず受診しましょう!

余談:ドラッグストアの情報

特に大人の場合、ドラッグストアなどの薬で対処することも多いかと思います。薬剤師さんがいないと買うことがでいない薬も意外と多く、そういう薬ほど緊急時に必要なものです。

私が常に持ち歩いている薬のリストを書いておきます。

  • 薬:ロキソニン、酔い止め、下剤、整腸剤
  • その他:爪切り、滅菌清浄綿、絆創膏、手指消毒剤

中でも、ロキソニン、滅菌清浄綿、手指消毒剤はよく利用します。

必ず持ち歩くものはそれぞれだと思いますが、特に転んで怪我をした時などは滅菌清浄綿がとても便利です!

元々は出産時に会陰裂傷した時の清潔を保つために購入したものでした。滅菌なので、開封する瞬間まで完全に無菌状態をキープしています。そのため、傷口に直接触れても大丈夫です。怪我をした時は、早く清潔にすることが1番。ですが、清潔な水がすぐに手に入るとは限りません。これは、精製水とコットンなので、赤ちゃんでも敏感肌でも、目元なのでの粘膜に近いエリアでも利用することができます。

とてもコンパクトなので持ち歩きにも邪魔にならず、一箱買うとたくさん入っているのでとてもお勧めです。


最後に

外出先のトラブルはとても焦ると思いますが、絶対にどうにかなります!周りの人を巻き込んで助けてもらうとより安心して過ごせるはずです。

この記事が参考になると嬉しいです。