兄弟喧嘩のカオスをどう生き抜く?看護師ママが「2歳差育児」で辿り着いた今の答え

子育て・知育

性格が正反対の4歳長男と2歳次男。

わが家の日常は、絶えない兄弟喧嘩との戦いです。次男の言葉の理解が進み、だいぶマシにはなりましたが、まだまだ1日に何回でも同じような喧嘩を繰り返しています。

また喧嘩してるわーと思える時もあれば、いい加減にしなさい!!と言ってしまう時もあります。

私は看護師として学んだ知識によって自分自身が救われていることも多いように思いました。

子供達の頭の中を覗いてみると、兄弟喧嘩の見方が変わるかもしれないと思い、書いてみることにしました。

我が家の子供達の紹介

長男(4歳1ヶ月): とにかく優しい。叩かれてもやり返さない(すごい!)。繊細で、次男が怒られている時も自分のことのように謝ってくる。繊細。面倒見の良いしっかり者。

次男(2歳1ヶ月): 兄が大好き。兄のストーカー(笑)兄が使っているものはなんでも欲しくなりは奪い取る。怒られても、全く響かずケロッとしている。「ごめんね」と言葉で謝るのは得意(笑)

大前提:まず子供を観察しよう!

性格も発達も人それぞれ。いつ寝返りができる、歩ける、話せるなどがそれぞれ違うように、見える発達だけでなく、心の発達も人それぞれ。生まれ持った性格や生きてきた環境も異なります。

その子が今何歳か、誰かがどうやっているかよりも、今の自分の子供はどうなのか?特徴を観察して追求することで、その子の頭の中が良く見えるようになると思います。

あくまでも、我が家の経験ですが、発達心理学に関しては共通する点も多いので、詳しく説明していきたいと思います。

2歳児の頭の中はどうなってる?

発達心理学的に見てみましょう。エリクソンという心理社会的発達理論というものを唱えた人がいます。難しそうに聞こえると思いますが、個人的にはめちゃくちゃ有能で、これさえ抑えればどんな対応をするべきかが見えてきます!!

2歳児は最新の超高性能エンジン(感情)を積んでいるのに、ブレーキ(理性)が自転車並みというアンバランスな状態です。

「ブレーキ」を作り途中!?

おでこのあたりにある前頭葉は、感情や行動をコントロールするブレーキの役割を担っていますが、まだ作り途中。つまり、感情情を司る大脳辺縁系(アクセル)は活発ですが、それを抑える前頭葉(ブレーキ)はまだ未熟なのです。

結果、「やりたい!」という衝動を抑えられず、暴力的になったり、ダメと言われるとパニック(癇癪)を起こすということです。

頭の神経を作ってる途中

2歳ごろの脳内では、神経細胞同士をつなぐ「シナプス」が急激に増えています。つまり、情報をキャッチする力は抜群なのに、それを整理する機能は未熟というわけです。

言葉も覚え途中

前頭葉の発達とともに少しずつ言葉が増えてきますが、まだまだ理解が追いついていない状態。私たちが伝えたことがそのまま伝わったているとは限らないのです。また、言いたいこともパッと伝えられない!

その結果手がでたり、ものを投げるなどの衝動的な行動にでがちということです。

1歳半ごろ〜3歳ごろ「自立性VS恥・疑惑」って何?

  • 自律性: 身体の自由が利くようになり、自分でやりたい! 自分の意志を通したい!という自立心が爆発する。
  • 恥・疑惑: 失敗して厳しく叱られたり、過保護に先回りされたりすると、自分はダメなんだという恥じらいや、自分の能力への疑いが生まれる。

この葛藤のポイントはイヤイヤしたり、癇癪を起こすのは単なる「わがまま」ではなく、「自分のやりたいことを自分で決める力」の基礎を作ろうとしている時期だということです。

4歳の頭の中はどうなってる?

ブレーキが割と完成に!

前頭葉の発達により、まだ完璧ではないものの「やりたい衝動」を一時停止させ、今は順番を待とうなどを判断する実行機能が動き出します。

訳のわからない癇癪やなんでもイヤイヤ!から脱出です!

心の理論って?

前頭葉が発達し、他人は自分とは違う考えを持っていると理解できるようになってきます。

⇨2歳頃の「自分も相手も同じ(自己中心性)」を卒業!

「貸して」「いいよ」「あとでね」といった交渉や、嘘をつくなど、高度な脳の使い方ができるようになる。

言葉で自己コントロール!!

言語を司る領域と前頭葉がつながり、言葉を使って自分の行動をコントロールし始めます

独り言が多いのはこのためです。「次はこれをこうして…」と独り言を言いながら遊ぶのは、脳内で計画を立てる練習をしている証拠。

これが将来、心の中で考える力(思考力)になります。

3-6歳ごろ「自律性(自発性・積極性) vs 罪悪感」

  • 自律性(積極性):「これをやってみたい!」「知りたい!」という目的意識が強まります。2歳の頃の「自分で!」というこだわりから一歩進んで、「自分で計画を立てて、何かを成し遂げる」ことに喜びを感じます。ごっこ遊び、質問攻めなどがみられます。
  • 罪悪感:行動が活発になる分、失敗して怒られたり、自分の好奇心(例えば「おもちゃを分解してみたい」など)を強く否定されたりすると、「自分は悪いことをしているんだ」と過度に自分を責めてしまいます。


この時期をうまく乗り越えると、「目的」を持って行動する力が育ちます。「やりたいからやる」だけでなく、「〜のためにこうしよう」という未来に向けた意欲の基礎ができるのです。

これらを踏まえて我が家の兄弟喧嘩を覗いてみよう!

わが家のあるあるけんか

長男がプラレールを始めると、次男も後を追ってプラレールを始めます。

次男⇨長男が持っている電車が欲しくなります。「これ!これ!がっちゃんする!」とおねだりをします。

長男⇨「ごめんね〜今使ってるんだよ、使ったらいいよ」

次男⇨「いーま!いーまどうぞして!!」「ダーーめ!いやーーーーーー!!」

長男⇨「ごめんね、まだ使ってるんだよ、時間かかるよ?」

次男⇨強行突破!

長男⇨「まだ使ってるんだってば!!取らないで!!」

次男⇨長男の顔をバシッと!

長男⇨号泣「チャーちゃん次男に怒ってよぉ!!」

次男⇨とったぜと言った感じでガタンゴトン〜〜🎶

発達心理学的に分析してみよう!

まずは次男

次男は兄LOVE!尊敬と羨ましいという気持ちがあり、とにかくなんでもついていきます。

目の前で上手に遊んでいる兄の姿。かっこいい!自分もやってみたい!好奇心マックスの、なんでも吸収したい!

取ってはいけないとは分かるけれど、やりたい気持ちの乗った車にブレーキはありません(笑)⇨強行突破!

目的が達成されたので満足です。他人の気持ちはまだよく分からないので、自分さえ良ければそれでいいのです。

お次は長男

弟は大好き。ついてくるのも許せるようになりました。

自他の区別がはっきりとついてるので、次男がおもちゃを貸して欲し気持ちもある程度理解し、そして必ず取られることも知っています。

ほら来たぞ、ほら貸してほしいって言ってきたぞ。でも今は自分の世界の中で、東京と秋田を結ぶこまちの運行をしている途中。まだ使っているのです。まさに言葉を巧みに使って前頭葉と言語を発達させている最中。邪魔はして欲しくありません。

次男が使いたいという気持ちも分かるので、まずは優しく言葉で伝えます。が、、もちろん取られます。でも叩くのは痛い。

かといってやり返すわけにはいかないことも分かっています。しっかりブレーキが作られたためです。

私なりの対応

手が出た時は、まず「叩かれた方」のケアから

どちらが発端であっても、手が出たら即座に引き離します。

そして、叩かれた方(主に長男)から対応します。

「痛かったよね。〇〇は〜〜したかったんだと思う。叩いてごめんね」と、まずは長男の気持ちを傾聴し、共感することに全力を注ぎます。

どこまで見守る?

叩く・投げるなどのことは見守る派もいますが、何歳であっても私はすぐに介入するようにしています。

その理由は、将来力が強くなるということが大きいです。早いうちに良くないことを伝えておかないと、力が強くなった状態で抑制するのは大変だと思うからです。

長男に「発達」の話を伝える

4歳の長男には、正直に次男の状況を説明しています。

「今はまだ頭の中を作っている途中なんだ、長男も2歳の時は難しかったんだよ。でも4歳になってなんでも分かるようになってきた。それは長男が頑張ってきたからだよ。次男も今がんばっている時なんだ。一緒に後1年頑張ってくれる?」

と、私のパートナーとして、一緒に次男の成長を見守ってほしいと伝えています。

長男が3歳ごろには伝え始めていたので、4歳になった今は理解してくれています。

次男には「アイ・メッセージ」で伝える

その後に次男の元へ行き、「叩かれて長男は痛かったよ」と伝えます。

「プラレールが欲しくなっちゃったんだよね?自分も遊びたいって思ったんだよね。」

「そうそう」

「そっか。それは欲しかったね。」「でも、チャーチャンのとっても大好きな大切な次男が、ちゃーちゃんの大好きな大切な長男のことをぼんって叩いたら、ちゃーちゃんとっても悲しい。」「なでなで、どうぞ、いいよはとっても嬉しい!!大好きな次男はできる?」「ありがとう!愛しているよ」

単発で叩いたことに大してはしかりと怒り(注意し)、そのあとは「私自身がどう感じるか」を伝えるようにしています。

兄弟2人に必ず伝えていること

話を聞いてくれないこともあります。そんな時は、手を繋いで、目線を合わせて話すようにしています。分かったらハグ。愛しているよと伝えます。

喧嘩をしていても愛してるのには変わりません。怒らないで分かるならいいのですが、子供なので強く言わないと聞いてもらえないから、大切だから伝えるんだよと説明しています。

そして、兄弟は親がいなくなった後にも一緒にいれる大切な存在だと私は伝えています。

それと、どうぞできた、待てたなど、できた時はとってもたくさん褒めるようにしています。

最後に:あと1年後を楽しみに!

実は、わが家の兄弟喧嘩が始まったのは次男が生後5ヶ月の頃から。当時は本当にカオスで、次男が2歳になるまで家事は一切手につかないほどでした。

それに比べたら、今は言葉で伝えられる分、大きな成長です。

怒りすぎたと反省する日も多々あります。夫はリモートワークをしていますが、関係なく家で発狂していることもあります(恥ずかしいです、、)

怒りすぎる時があっても、愛しているから、ちゃんと育ってほしいから怒るのです。子供も子供なりに理解しています。過度に自分を責めずに、やりすぎたら愛でカバー!

今はまだ「忍耐の時期」ですが、あと1年後には見違えるように成長して、そしてまた新たな悩みを抱えているでしょう(笑)。

みんなそれぞれでも似たような悩みを抱えている人はたくさんいると思うので、誰かのお役に立てると嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。