大阪城は「完全バリアフリー」と言われるほど、体の負担を気にせず楽しめるお城だと聞き、子供たち(2歳・4歳)を連れて実際に行ってきました。
バリアフリー情報と子連れ情報を中心に、正直にレポートします!
- 大阪城天守閣のアクセス・チケット・料金
- 天守閣内の様子とバリアフリー設備
- ベビーカー・車椅子での回り方
- 豊臣石垣館ミュージアムとミライザ大阪城
- 所要時間の目安とおすすめの服装
大阪城とは
大阪城は、豊臣秀吉が築城し、その後徳川時代に再建された、大阪を代表するお城です。

お城というと石垣の上にある立派な建物な印象ですが、実際には塀などで囲んだ敷地全体を指してます。
大阪城は全体が公園になっており、とても広いです。

いわゆるお城は天守と呼ばれています。
天守が残っていないお城はとても多く、大阪城の天守閣は昭和に再建されたものです。
実は再建当時で270年弱ぶりに再建したため、昔の姿が正確にはわからず史料から考察を重ねて作られました。他の日本のお城と比べても建物自体がとても大きく、迫力があります。
アクセス
電車の場合

写真の赤丸の4駅が主な最寄り駅で、公式サイトによるとどこからでも徒歩20分ほどが目安です。
- ①大阪ビジネスパーク駅(Osaka Metro長堀鶴見緑地線):徒歩約18分
- ②大阪城公園駅(JR大阪環状線):徒歩約20〜24分
- ③森ノ宮駅(Osaka Metro中央線・長堀鶴見緑地線、JR大阪環状線):徒歩約20分
- ④谷町四丁目駅(Osaka Metro谷町線・中央線):徒歩約20分
- ⑤天満橋駅(Osaka Metro谷町線・京阪電車):徒歩約19〜20分
- ⑥大阪城北詰駅(JR東西線):徒歩約17〜21分
車の場合
- 大阪城公園駅前駐車場
- 収容台数:171台
- 料金:【8:00~22:00】平日1時間400円、土日祝1時間500円/【22:00~8:00】全日1時間200円
- 森ノ宮駐車場
- 収容台数:143台
- 料金:【8:00~22:00】平日1時間400円、土日祝1時間500円/【22:00~8:00】全日1時間200円
※どちらの駐車場も長時間利用時の最大料金設定がないので注意
ロードトレイン/エレクトリックカーについて

大阪城址公園内を巡回しているバスです。天守まではいきませんが坂の厳しい手前の門まで行ってくれます。それぞれ北側と南側を周遊してます。

なかなかの満員でした。
お城までの道のり
今回は大阪城からとても近いところにある、ホテルニューオータニ大阪に宿泊してそこから移動しました。
駅で言うと、「大阪ビジネスパーク駅」「大阪城公園駅」方面から入りました。

高台にある大阪城を目指して進んでいきます。
どこから向かっても迷わずいくことができると思います!

お堀で囲まれているので長い橋を渡っていきます

大きな門をくぐるとずっとフラットで広い道になってます(さすがお城)

道はこんな感じでバリアフリーになっているので、ベビーカーもスイスイ進むことができます。

上の方まで登っていくと、お堀の淵に行くことができるエリアがありました。
もし崩れたら、と思うとかなり高くて怖いですが、上に座っている方もいました(笑)。

さらに進むとお城の真下まできます。
一つ一つの石が大きく、とても大きなお城だということがよく分かると思います。

お城の近くには、自動販売機や椅子など、たくさんの休憩スペースもありました。
天守閣に入るまでの情報
ここまでは無料で楽しむことができるエリアです。
ここから先、天守閣に入るためには別途チケットを購入する必要があります。
チケット

チケットは当日でも購入可能です。窓口は天気の不安定な平日でも20分ほどは並んでいました。
そのため、事前購入しておくとスムーズです。

チケットは券売機での購入となってます(団体の場合は窓口)
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 1,200円 |
| 大学生・高校生 | 600円(学生証の提示が必要) |
| 中学生以下 | 無料(年齢確認ができるものが必要) |
荷物の一時預かりについて

チケット売り場の横のこちらの窓口から預けます。
荷物は1つ100円で預かってもらえます!
お城に入るための順序
チケット購入(事前購入)⇨荷物を預ける場所⇨チケットを見せる場所⇨ベビーカー置き場⇨階段でお城の中へ。

荷物を預ける場所がチケットを見せる前なので、私はベビーカー置き場まで行ってから荷物を預けに戻ることになりました。
戻ることは可能でしたが、たくさんの人が移動しているので、事前に準備しておくことをお勧めします!
ベビーカーについて

ベビーカーは入り口で無料で預けることが可能です。
畳んで預ける感じでした。
チケット購入の列に並んでいる時は畳まずに持っていて大丈夫でした。

天守閣の中もバリアフリーになっているため、ベビーカーで入ることも可能ではありますが、スペースが限られているため可能な限りこちらで預けるようにしてほしいとのことでした。
⚠️預けるところには屋根がありますが、テントなので横から水が入ってきたり、壁側だと壁にある水滴が付くことがあります。
私たちは一時的に雨が降っていたので、その際にベビーカーの端が濡れていました。
気になる方は対策をお勧めします!
車椅子の場合

チケットを見せる場所から先に、このような階段があります。
車椅子の場合は、別の場所にあるエレベーターで上の階まで上がることができます。

エレベーターの場所は少し離れた場所にありました。スタッフの方に声をかけると誘導していただけると思います!
天守閣の中の様子
天守閣の中は8階建てになっています。
大阪城の天守閣は日本でも数少ない「完全バリアフリー」です。様々な方が大阪城を紹介していますが、今回は中の様子と子連れバリアフリーの観点から中を紹介していきます。

フロアマップはこんな感じです。

こんな感じで入っていくと階段とエレベーターがあります。エレベータ側は通りやすいようにバリアフリーとなってます。

各フロアの真ん中にエレベーターや階段があり、その周りをぐるっと回りながら展示を見ていく感じです。

2階にはトイレもありました。
バリアフリートイレやおむつ替えができる場所もあります。
3・4階は写真NGのエリアです。 豊臣大坂城・徳川大坂城の模型や、大阪城の歴史がわかる展示を見ることができます。 展示内容は2ヶ月ごとに入れ替わるそうなので、訪れる時期によって見られるものが異なります。

シアターのようなエリアがあったり、

昔の絵を再現した模型が置いてある場所もあります。

8階が最上階です。
天守閣の周りをぐるっと一周できます。

もちろん遠くまで見渡すことができます。網と柵があり、かなり安全です。


こんな感じで子供の目線になると大きく柵の間に隙間があります。そこは注意が必要です!(落下防止のあみがその先にありますが注意!)
大阪城の隣にある!豊臣石垣館ミュージアム

こちらは2025年4月にオープンしたばかりの新しい施設で、大阪城を出て左手にあります。
天守閣の入館チケットで入場でき、別料金はかかりません。

400年前から残る石垣を地下に入って見学することができます。

歴史好きとして地下に石垣があることについてまとめてみました。長くなってしまったので、読みたい方だけ読んでみてください!
地下に石垣があるのは歴史の面白いところです。
豊臣時代に作られた大阪城は大坂夏の陣で燃えて無くなってしまいました。この地下に埋まっている石垣は当時のもので、炎上して変色した痕跡などが残っています。その時の強風で城下町も合わせて燃えてしまいました。
大坂夏の陣直後の1615年ごろから街の復興が始まり、復興が軌道に乗ったのちの1620年ごろから主には軍事的な観点から大阪城の再建が開始されました。再建の際、当時の石垣を含めほぼ全てが埋め立てられ、その上に新たに石垣(現代でみれるもの)を組んでお城全体と天守を築城しました。
ただ、石垣をつくるのもコストがかかるのでなぜ、流用しなかったのかという疑問がありました。また、全てを埋めてるのもやりすぎでは?とも。よく耳にするのは豊臣時代の抹消と徳川時代の権威の誇示というのがでてきます。AIに聞くとこの手の答えが最初は出やすいかもしれません。ただ、それだとちょっと現実味が薄く感じるのでちょっと調べて考えてみました。
- 流用する方がコストがかかった
– 大坂夏の陣の火災はかなりの高温で多くの建物が灰になってます。熱にさらされ続けた石は強度が落ちていたので流用を避けた(西国に対する重要な拠点であるため)。
– この地下で出土した石垣は積み方が野面積みでいわゆる戦国時代の積み方となります。再建にあたっては徳川の得意とした隙間なく石同士を合わせる切込接(きりこみはぎ)が使われているため、規格が合わなかった。 - 最新の脅威に対抗するために防御力を上げた
– 大坂冬の陣では徳川がイギリスより購入したカルバリン砲やセーカー砲が使用されたと言われています。当時の命中精度はあまり良くないのですが、包囲されて昼夜問わず撃ち込みづづけられるため非常に危険でした。今後はこのような大砲が主流になっていくために城や堀の範囲を広げて大砲を遠ざけ、高さ作って城側から狙いやすくする意図があった。
あとはいくつか精神的・政治的な理由もあると思いますが、旧来の大阪城を最新の脅威に対応するための近代化改修が主な目的だったのかと思います。
ちなみに1626年に再建した天守は1665年に落雷が原因の火事で燃えて再度消失してしまいました。中世ヨーロッパでも大砲の発達とともに高い城は流行らなくなっていたため、財政難も相まって需要の面からその後再建されなかったものと思われます(実際の防御機能は天守にはないので)。
徳川時代は図面も残っていますが、豊臣時代は屏風絵などからのおそらくこうした色や形だったという推察となってます。現在の天守は1931年に今の天守が再建され、この二つを合わせたデザインとなってます。
参考↓

所要時間
地下1階と1階だけのコンパクトな造りで、所要時間は30分ほど。じっくり見たい方はもう少し長く滞在することもできます。
バリアフリー情報
こちらもエレベーターがあります。
スタッフの方に声をかけると、案内していただけます!
ミライザ大阪城
大阪城の真横にあるお土産屋さん、レストラン、カフェなどが入っている複合施設です。

お土産屋さんには大阪だけではなく、日本のお土産もたくさん販売されています。

1階にはお土産屋さんと、タリーズコーヒー(カフェ)、ハンバーガーやたこ焼きなどの軽食が食べられるお店がありました。

今回は子供たちが寝てしまったのと、外が雨だったのでタリーズコーヒーで休憩しました。
平日でしたが、テイクアウトする方が多いようで、店内の席は空いていました。

屋上には「ブルーバーズ ルーフトップテラス」というモダンイタリアンレストランがあり、大阪城を眺めながら食事ができるそうです。
※こちらは実際には利用しておらず調べた情報ですが、3〜10月の季節限定営業とのことなので、訪れる時期にはご注意ください。
お店についての利用イメージ
1階⇨気軽に利用できる雰囲気で、17:30までの営業。
2階より上⇨少しかしこまった雰囲気のお店が多い印象でした。2階以上にあるレストランは事前予約をした方が確実だと思います!
所要時間
大阪城と周辺の観光について、一般的な情報と合わせてまとめます。
一般的な大阪城観光の所要時間
大阪城天守閣の内部のみ:1時間〜1時間半程度。
大阪城公園全体や庭園も含めてじっくり楽しむ場合:約2時間〜3時間以上
私たちのタイムスケジュール
12時⇨到着して周辺のお散歩
13時⇨テイクアウトしたものでランチ
14時⇨天守閣に入って見学
15時半⇨豊臣石垣館ミュージアムを見学
16時⇨ミライザ大阪城のタリーズで休憩
18時⇨大阪ビジネスパーク駅に到着
私たちは大阪城内1時間半、豊臣石垣館ミュージアム30分ちょっとという感じでしたが、周辺や休憩も合わせて6時間ほど滞在しました。
サクッと回ることももちろんできますが、ベンチやレストランなどを含め、ゆっくりと過ごせる場所もたくさんあります。
そのため、意外と長く滞在する方が多いのかと感じました。

天守閣自体に入ることができるのは18時までですが、公園自体は24時間出入りできます。
また、夜はライトアップもされているので、朝から夜まで一日中楽しめる場所でした!
おすすめの服装
大阪城公園はパークトレインが走るほど広いので、動きやすい服装がおすすめです。
季節ごとの注意点
所々にベンチや紹介した通りの屋内施設はありますが、公園なので基本的に外にいることになります。

夏は日差しを避けられる場所が少ないので暑さ対策を、冬は立ち止まると身体が冷えやすいので寒さ対策をしていきましょう!
まとめ
大阪城は、他の日本のお城と比較して建物自体がとても大きく、とてもインパクトがありました。
お城までの道はもちろん、お城内にもエレベーターがあり、完全バリアフリーな珍しいお城です。
もちろん再建を重ねているので昔のままの姿ではありませんが、身体的なことを気にせず楽しむことができますし、広い公園で季節ごとに変化するお城を見ることができることがとても素敵だと感じました。





