実は私と夫の出会いはセブ島の語学留学。なのでフィリピンはとても思い出深い国です。その国に、時を経て子供たちと一緒に来ることができたのは、感慨深く、幸せな経験でした。
15年前の記憶と、治安・物価の意識
今回私はフィリピン4回目。初めて行ったのは高校生の時です。セブ島に1ヶ月の短期留学をしたときで、15年も昔の話です。
マンゴーの値段の変化
15年前はフィリピンでマンゴー1kg120円程度。高校生でも毎日食べ放題ができるほど豪遊できました。今も日本に比べては安いですが、今は同じ値段で1個買えないくらいになっていました。
貴重品の扱いの変化
当時はスマホを持っていませんでしたが、電子辞書などの貴重品は学校外に持って行かないように厳しく指導されていました。
学校の先生はほとんどiPhoneを持っていましたが、強盗のターゲットになってしまうため外で使う用にブラックベリー(英文字で打てる黎明期のスマホ)を持っていました。また、外食も氷やコップを洗った水などで食中毒になる可能性があり、学校側に教えてもらったお店飲みに行くという感じでした。
特にイヤリングやネックレスをつけて道を歩けば引きちぎられると言われてました(実際にそんな事件もあったとかで)。外国人を狙ったものかとおもいきや、現地の人も同じ経験をしているのだそうです。
SMモールやアヤラモールも今のように大きくはなく、モール内でもあまり気を抜くと危険なイメージがありました。なので子供を連れて行くには、個人的にはなかなかハードルが高い国と思っていたのですが……。
驚くほどの発展と、さらに広がる「格差」
行ってみると驚くほど国が発展していることを実感しました。
多くの人が最新のiPhoneを持っており、何なら金のネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを身につけている人も多くいました。車はどれも大きく、マニラ周辺では軽自動車などは全く走っていませんでした。
Grabの人曰く、日本車が約7割。TOYOTA、HONDA、MITSUBISHIなどが特に人気だそうで、ハイラックスなどの高級車も日本より頻度多く見ました!ジプニーに乗っている人もスマホを操作しており、外食の値段も日本と変わらず。むしろ1食1人1500円程度かかるので日本の方が安い感覚でした。
一方で、いわゆる貧困層は昔も今も変わらずいました。
友人宅はマニラから南に1時間半ほどの場所にありましたが、高速道路を降りると自然に帰ろうとしている錆びた車もちらほら見かけたり、信号待ちの時に物乞いがお金を求めてくることも何度もありました。昔よりも貧富の差が開いているようにも感じました。
Grabドライバーさんと話して学んだこと
Grabのドライバーさんと1時間半ほど話すことができました。その方は25歳。男性。お子さんが2人いるとのことでした。色々とお話しする中で感じたことがありました。
その方は子供たちに自分と同じ苦労をさせないように、使える時間を全て使って働いているとおっしゃっていました。英語が堪能だったので、どこで学んだかを聞くと、「お金がないから高校も卒業できなかった。けれど、中国人の社長さんに個人ドライバーにスカウトしてもらって人生が変わった」と。
中国語⇨英語⇨タガログ語のように翻訳での会話を繰り返しながら一生懸命勉強したそうで、「Googleが私の先生だ」と言っていました。
自分の持っているものを最大限に活用し、常に高みを目指している姿に感銘を受けました。
私は日本に生まれた時点でとても恵まれていると思っています。人生山あり谷ありですが、どんな状況でも自分の受け取り方と努力で変化させることができると私は信じています。この方との出会いを通して、今自分のできることを一つ一つ丁寧に積み重ねていこうと改めて決心することができました。
子供達の成長
私たちだけではなく、子供たちにとってもとてもいい刺激になったようでした。友人の子も2歳半ですが、異国の地でたくさんの苦労をしながらも英語でコミュニケーションをとれるようになっていたり、コミュニティに入れていたりと子供達のたくましさを感じました。
長男(3歳11ヶ月)
長男はフィリピンで4歳の誕生日を迎えました。これまでもたくさん旅をしてきた長男。遊園地にいた巨大な木の着ぐるみに驚いて逃げ、急に駐車場を走り怒られましたが、、それ以外は言う事なし!というくらいまで成長しました。

飛行機も、前回までは離着陸時にシートベルトを外したがっていましたが、今回は自ら装着し、最後まで外さずに過ごすことができました。自分の置かれている状況、期待されている状態を学び理解していっているようでした。
また、滞在中に日本語を話さない子供たちと追いかけっこをしたり、隠れんぼで「Where are you?」と教えた英語をすぐに実践してみたり。これが成功体験となったようで、帰国後には「自分も英語がペラペラになりたい」と言うようになりました。

日本の冬に出発した時は寒く、フィリピンについたら暑かった。なぜそうなのかも地球と太陽の関係から学んでました。
次男(1歳11ヶ月)

乗り物が大好きなので、車での移動中も真剣な顔で窓の外を見ていました。いつもとは違うところにいることを学ぼうとしていたのかと思います。まだ日本語も2語文が出る程度でしたが、一緒に走ったり、食べたことのないものを食べてみたり、終始楽しそうにしてくれていました。
家族で旅行をすることについて
よく「子供がいるから〇〇できない」とか「子供がもう少し〇〇になったら〇〇しよう」なんてことを聞くことがあります。私自身も、長男を出産する前には同じように思っており、妊娠中に産後にできないことは全てやろうとリストを作っていたくらいでした(笑)。
しかし、実際産まれてみたらどうでしょう?なんでもできるのです!!ただ、「大人だけよりも大変なだけ」なのです。
もちろん小さい子供がいれば、ひやっとすることはありますし、大人旅よりは圧倒的に疲れます。しかし、子供たちがいたからこそ経験できたこともたくさんありました。私自身も、子供たちをみて学ぶことがたくさんあり、本当にありがたかったです。
そして何より、帰宅後に子供たちがまた更に成長していることを感じることができました。たった1週間しか家を空けていなくても、おもちゃの遊び方が変わったり、話す言葉や表現が圧倒的に増えていたり。そして、助け合いながら成し遂げた体験からか兄弟間の仲の良さが増え、家族間の絆が増すことを感じます。これだから旅がやめられないのです(笑)
最後に
今回は知り合いがいたこと、過去の経験からの安心感はありましたが、初めてでも「Grabを使うこと」「食事は日本円と同じくらいの金額のものを選ぶこと」「セキュリティのいる安全な施設を選ぶこと」で、そこそこ安全に旅行することができると思いました。
どんな人でも必ず素敵な経験ができると思います。過去の記事と合わせて参考になると嬉しいです!


